ゆりのお助け中学入試国語!

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物語の細部読解part1「場面」

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こんにちは!
お助け中学入試国語 ゆりです。

今回の記事より、各ジャンルの文章の細部読解のお話をしていきたいと思います。
過去3カ年の近畿圏の中学入試問題を例に取りながら、各ジャンルの文章ではどのようなパターンの出題がなされるかをまとめていきます。
国語の成績で悩むお子様に、何らかのヒントを提示できればと思っています。

場面把握をしよう!

まずは、物語文より「場面把握」です。
物語文における「場面」の要素は四つあります。
それは「時間・場所・登場人物・出来事」です。
これら四つの状況がわかっているかどうか。また、それらが変化した部分をつかめているかどうか。
物語の様子が、まるで映画を見ているかのように想像できていて、理解にもれがないかを中学校の先生は聞きたいわけです。
例えば、以下のような問題です。

2016年京都教育大学附属桃山中の物語文より。
ー5「彼女」とは誰のことを指しますか。文章中からぬき出して答えなさい。

2016年芦屋学園中より
ー線部③「自分」とはだれを指すか、本文中の言葉を使って書きなさい。

2016年大阪教育大学附属池田中より
本文中から季節がわかる部分を、連続した二文で抜き出し、はじめとおわりの五字を書きなさい。

2016年羽衣学園中より
ー線部⑨「本棚のいちばん上に押しこんだ」とありますが、どんな本ですか。文章中からぬき出して答えなさい。
ー線部⑩「あの猫」とは、何ですか。文章中からぬき出して答えなさい。

2017年近大附属中より
ー線部⑥「自分のするべきこと」とはどのようなことですか。二十字以上三十字以内で答えなさい。

2017年滝川第二中より
本文全体を前半と後半に分けるとすると、後半の最初となる五字を本文中から書き抜きなさい。

2017年天理中より
ー線部③「めちゃくちゃ下手だ」とありますが、「ぼく」の「下手」さを具体的に表現した部分を文章中から連続した二文で探し、はじめと終わりの五字ずつを答えなさい。

2016年智辯学園中より
ー線部⑦「最強の守護神」とあるが、誰のことか、答えなさい。

以上のような問題ですね。

このように、比喩表現や代名詞・指示語が使用されている部分が正しく理解できているかを問う問題が多いです。
また、どの人物がどの行動をしているかを聞く問題もあります。
あとは、日本人が大好きな「季節がわかる表現」を聞いたり、場所が変わった部分を見つけたりができるかどうかといった問題ですね。

なぜ場面把握が出題される?

このジャンルの問題を多く出すのは、偏差値でいうと50未満の学校が多いです。各学校は、受験生が文章の表面的な事実をきちんと理解しているかどうかを質問していることがよくわかります。
逆に、偏差値55以上、特に60以上の学校になると、よっぽど場面設定がややこしかったり、回想シーンをまたいだかなり前の部分を探させる必要があったりする場合以外は、場面把握の問題は出題されません。
なぜなら、場面把握の出題をしても、受験生の選別に必要な点差がつかないからです。

ですから、もしお子様が国語の物語文が苦手であれば、まずは基本的な場面把握をすることが必要なのです。
なぜなら、中堅校ではそれが直接問題になることが多いですし、難関校では場面把握が下敷きとなってより高度な理解が問われるからです。

少し古いですが、2008年の東大寺学園は、場面把握の記述を二題出題しました。
心情やその変化を記述で問うことが多い東大寺学園では珍しい出題で、国語科講師の間では話題になりました。

ー線部①「でも、いままでの「一人」と今日の「一人」は違っていた」とありますが、どう違っているのですか。七十字以内で説明しなさい。

ー線部⑤…「とんちんかん」の内容を解答らんに合うように説明しなさい。

という問題です。
どちらも、なんとなくはわかっても、きちんと模範解答を作るには相当な料理が必要な問題です。さすが東大寺学園!と思わせる出題でした。

場面把握をするためには…

さて、では場面把握の問題を正解するには、何をすれば良いのでしょうか。
私は、以下の四点の活動をおすすめします。

・時間、場所、登場人物がわかる言葉に◯印をつけながら読むこと

・登場人物の関係を、ドラマの説明のような人間関係図で表してみること

・会話を示す「かぎかっこ」の上に、誰のセリフなのかを明確にするため、名前を書くこと

・時間、場所、登場人物に変化があると思われる部分は、間にV型の印をつけて読むこと
などです。
これらは、物語文が得意な子は、全て頭の中で処理できることです。
しかし、我々国語科講師であっても、文章が頭に入りにくい場合は、上記の活動をしながら読むのです。
ましてや、国語が苦手なお子さんにおいておや、ですね。

慣れていないうちは、ひと学年かふた学年下げたテキストで、これらの活動をしてみましょう。
特に、文章の冒頭のあらすじの部分や、文章が始まって200字くらいまでは、場面把握のために重要な情報が満載ですから、まずはその辺りを印をつけながら重点的に読むようにしましょう。
それにより、物語文を頭の中で映像化する力がついてきます。
私も、映像化できるまでは同じ部分を繰り返し読んだりするのですよ。

おわりに

これらの活動は、お子さんによっては、面倒と感じてやりたがらないかもしれませんが、何事もまずは丁寧な地ならしから始まるのです。
確実な得点力と物語文理解のために、少しずつ練習してみましょう!

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皆様とお子様が、笑顔で中学入試を迎えられますように。

お助け中学入試国語 ゆり

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