ゆりのお助け中学入試国語!

「国語って、何をどう勉強するの?」中学受験のお悩みを全て解決!

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物語が苦手な男の子へアドバイス

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こんにちは!
お助け中学入試国語 ゆりです。

物語の細部読解を進めていくうちに、これまで指導してきたたくさんの子達のことを思い出していました。
物語は、小学生の男の子には理解が難しいものが出題されることが多いです。
男の子に多いのが、四年生ごろまでは特に弱点ではなかったのに、五年生ごろから急に問題が顕在化するパターンですね。
実は、塾のテキストやテストの作成方針にその秘密があります。

四年生までのテストは、低学年〜中学年用の児童文学を素材文として作成することが多いです。内容も、登場人物が同い年であったり、学校が舞台となっていたりと、読み解きやすいです。
なぜなら、四年生までの子はまだそれほど長い文章を読むことに慣れていないですし、全体を一かたまりとする読み方もしにくいからです。部分部分が読めれば得点になるため、大崩れしにくいです。

それに対して、五年生以降のテキストやテストは、実際の入試問題で使用された文章や問題をアレンジして作成することが多いのです。
毎年、800校を超える国私立中学校が、1題から3題ほどの入試問題を作成してくださるわけですから、素材には困りません。
我々講師は、実際の入試問題を使用してテキストやテストを作ることで、だんだんと子どもたちを入試レベルへと近づけているわけです。
実際の入試問題を使用しているわけですから、一気にレベルが上がります。
抽象度の高い文章だったり、時代や背景・人間関係が読み取りにくかったり、主題が小学生には理解しにくかったりといった感じですね。
五年生以降のテキストやテストは、お子様には未体験の世界なのだということをまずはご理解下さい。

昔指導した男の子。
算数と理科に興味があり、非常に論理的な考え方をする子でした。
科学的知識も豊富だったので、論説文はいつも満点に近い点数を叩き出すのですが、物語がからきしだめなのです。
話を聞くと「僕は人の気持ちが理解できない。学校でもそうだし、当然文章の中でも同じなんです。」と言うのです。
悲痛な心の叫びでした。
彼はいわゆる「空気の読めない」子だったと思います。
笑いのポイントがズレている。
なぜ自分が怒られているのかがわからない。
そういう彼の性質を理解して声をかけることができる相手だと大丈夫なのですが、そうではない、頭ごなしに叱ったり決めつけたりする相手だと、彼の論理の回路が混乱するようでした。

そこで私は話しました。
「先生も実は人の気持ちなんてわからないよ。」
彼は意外そうな顔をしました。
「気持ちは心の中にあるものだから、目には見えないね。でも、我々は人の表情や行動やセリフから、その人の気持ちを理解したつもりになっているだけなんだ。」
「そして、ある程度の揺らぎはあるけれど、だいたいは気持ちと表現の関係は皆同じようになるものなんだ。そうでないと、不安すぎて生きにくいだろう?」
「君は、国語を通して、自分以外の人はこんなときにこんな気持ちになって、こんな表現をするんだということを一つ一つ覚えていくといい。揺らぎに気をつけながらね。」
というようなことを話して聞かせました。
なんとなく私の言いたいことを理解してくれた彼は、その後一つ一つの文章・問題を使って、心情を「学習」してくれました。
彼は、物語を自分の世界から離して、客観的に読むことにだんだんと慣れていったのです。
恋愛モノには最後まで手こずっていましたが…。恋はときに論理を越えるということでしょうか。
彼は、無事関西最難関の男子校に合格してくれました。

五年生以降だと、お子様は毎週授業で1題〜2題、宿題で1題〜2題、テストで1題ほど、小学生のレベルを超えた物語を読んでいらっしゃることと思います。
入試問題と同じレベルの文章と問題たちです。さっとなでて終えるだけではもったいない!
大手塾では、お子様の入試までに、様々な主題の文章・考えうる限りの心情のパターンを、テキストやとテストを使用して学んでもらえるカリキュラムを組んでいます。
ぜひ、一つ一つの問題に手を止めて、お子様に「心情のインストール」をしてあげて下さい。
保護者の皆様の体験も織り交ぜながら。
それが、お子様にとって何よりの「読書体験」になると思いますよ。

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皆様とお子様が、笑顔で中学入試を迎えられますように。

お助け中学入試国語 ゆり

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