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論説の細部読解part4「言い換え説明」

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こんにちは!
お助け中学入試国語 ゆりです。

言い換え説明とは?

前回に引き続き、今回も論説の細部読解です。
今回は「言い換え説明」です!

論説文とは、作者の考えに説得力をもたせるために、理由や言い換えなどを使って、話題から結論へと話を展開していく文章です。
せっかく独自の考えを持ったのだから、なんとかして相手にその内容を理解してほしいと作者は考えるのですね。

さて、自分の考えが相手に伝わったかどうかが不安な時、皆さんはどうされますか?
「〜ということだよ、本当にわかった?」と念を押すと思います。
例えば、相手に時間を伝えるとき。
「明日は7時集合ね。」
「え?朝?夜?どっち?」
「ああ、午後7時っていうこと。」
「19時やね、了解。」
ここまでくどく言うことも珍しいですが、とにかく、相手に自分の言いたいことを伝えるときは、「同じ内容を少しずつ表現を変えて伝える」のですね

言い換えとは、自分の考えを手を替え品を替え、違う表現を使用して相手に伝えるということがわかりました。
設問においては、「ー線部〜とは、いったいどういうことでしょうか?」と聞かれるパターンです。
ー線部で与えられた部分が、何らかの理由で分かりにくい時に、それを過不足なく別の表現にすればよいのです。

言い換え説明のパターンを知ろう

では、言い換えにはどのような種類があるのでしょうか?
前もって、バリエーションを頭に入れておきましょう。

①具体化する
→「動物」を具体的に言い換えてみましょう。人間・犬・ライオン・トカゲなどが当てはまりますね。
②抽象化する
→「桃太郎・金太郎・浦島太郎・一寸法師」を抽象的にまとめてみましょう。「昔話」となりますね。
③同じ段階の別表現を使う。
→「温暖化」に代表される他の環境破壊を紹介しましょう。「大気汚染・水質汚濁」などが挙げられますね。
④比喩を言い換える
→「母は鬼だ」とはどういうことかを言い換えましょう。「 母が非常に強く怒っている」とわかりますね。
⑤指示語を言い換える
→「『こんな人たち』とはどんな人たち?」という問題です。

以上のような内容を、先ほど述べたように、別の表現を使って表現すればよいのです。
本文中に使えそうな材料がある場合もあれば、全く自分の言葉で言い換えたりまとめたりする必要のある場合もあります。
状況に応じて使い分けていきまきょう。
材料を見つける場合は「その話題について述べている段落」から探すことを忘れないように!見当違いの部分を探していても、材料は見つかりません。
前もって段落分けをするなどの工夫があると、材料の眠る場所の可能性を、
限定できますよ。

入試問題を使って

材料を見つけることができれば、次はいよいよ実際に言い換えましょう。
その際に気をつけたいのは…
「言い換えの前後の内容を統一すること」です!
具体的に説明しましょう。

2017年立命館中より

ー線②「自分の可能性を小さくする危険性がある」とはどういうことですか、七十字以内で説明しなさい。
→まず、ー線で与えられた部分を分割しましょう!
「自分の可能性」
「小さくする」
「危険性」

の三点に分けられます。
これを、本文中の表現を使いつつ、別の表現にすればよいのです。
「自分の可能性」…自由に使うことができる自分の時間
「小さくする」…今日1日で成果が現れるような手近な行為を選択する
「危険性」…支配されるおそれ
以上の材料は、ー線の二段落前までにありますので、見つけやすいと思います。
あとは、これらの材料を組み合わせると、「自分の時間を自由に使って過ごさずに、今日1日で成果が現れるような手近な行為を選択することばかりに支配されてしまうおそれがあること。」が答えになるわけです。
「言い換えの前後の内容を統一すること」を意識することで、過不足なく説明することができるのですね。
この方法は、記述形式の問題ばかりでなく、抜き出しや記号選択問題にも使えます。

2017年清風南海中より

ー②「『意味』という言葉の意味は、私たちの身体の構造とその移動という振る舞いに基礎を置いている」とは、どういうことですか。最も適当なものを次の中から選びなさい。
→先ほどのように、ー線部分を分割しましょう。
「『意味』という言葉の意味」
「私たちの身体の構造とその移動という振る舞い」
「基礎を置いている」

となります。
選択肢も、これらの内容を別の表現に言い換えたものになっているはずです。
また、それぞれの部品の関係が正しいものを選ぶようにしましょう。

「『意味』という言葉の意味」…方向性を持ち、あるものを選び、あるものを選ばない
「私たちの身体の構造とその移動という振る舞い」…聴き手「何かに向かわせる力
「基礎を置いている」…中心に持っている
記述形式の問題だと、これをまとめればよいのですが、記号選択問題はあとひとステップが必要です。
この内容と合う選択肢を選ぶのですね。
答えは、「オ より良いものを見定めて、その方向へ身体を向けて移動するという人間の根本的な振る舞いが、意味という言葉の根底に存在しているということ。」となります。
ー線の内容が小学生にはわかりにくく、選択肢も言い換えの度合いが強いので、難問であると言えます。

2016年平安女学院中より

最後は抜き出し形式の言い換え説明をご紹介します。
ー②とありますが、予防注射の中で、具体的に「先のことを想像して怯える」様子を述べている部分を文中から二十五字以内でぬき出し、その最初と最後の五字を答えなさい。
→先ほどのように、ー線部分を分割しましょう。
「先のことを」
「想像して」
「怯える」

これらを、予防注射的内容を使って自分の力で言い換えると…

「先のこと」
…注射を打たれる
「想像して」…予想・頭に浮かぶ
「怯える」…怖い・不安
以上のようになりました。
抜き出すべき答えは、この三つの要素が必ず含まれています。
探していくと、「次々と予想される痛みのイメージが襲ってくる。」が正解となります。

おわりに

いかがでしょうか?
自分の考えを相手に正確に伝えるのは、なかなか難しいもの。
「言い換える部分を分割する!」
「分割した部分を過不足なく別表現にする!」

以上に二点を意識しながら言い換えの練習をして、完璧な説明ができるようになりましょう!

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お助け中学入試国語 ゆり

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