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論説の細部読解part5「文章構成」

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こんにちは!
お助け中学入試国語 ゆりです。

文章構成の理解とは?

論説の細部読解に話を戻しましょう。
今回は「文章構成」について!
以前の記事で、文章構成をつかむことの大切さをお話いたしました。
www.otasukekokugo.com
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今回は、文章構成の理解を問う問題を見てみましょう。

文章構成をつかむことでできることは?

読解問題を素早く正確に解くためには、次の2つの推測が必要です。
それは…
①内容の推測
②場所の推測

の2点です!
以上2点についてお話していきます。

①内容の推測とは?

設問を分析し、作問者はどういう内容を見つけてほしいかを推測することです。
その内容は、プラスの理由やマイナスの理由だったり、言い換えだったり、反対の内容だったりと、様々です。
例えば「作者はこの意見に対してどう考えていますか?」という問題であれば、「〜に対して賛成or反対べきだ」のような内容がどこかにあるだろうと考えるわけです。
「筆者が自分の目を疑った理由は?」という問題であれば、普通では考えられないような出来事が書かれているだろうという推測ができるのです。

②場所の推測とは?

あらかじめ文章のどこに何が書かれているかをつかみ、話題の切れ目を見つけておくことで、①で推測した内容を見つけやすくなります。
例えば、「自然破壊が人間に与える影響を抜き出しなさい」という問題であれば、「人間の自然開発について述べていて、かつそれをマイナスにとらえている段落」にしか答えは無いと推測できますね。
文章構成をつかむためには、一読した際に、各段落の話題をつかんでおくようにしましょう。
「〜はキーワードだ。」
「キーワードは〜だ。」
のように、主語や述語になっている言葉は、話題になることが多いです。
さらに、論説文では、具体的な言葉よりも、抽象的な言葉の方が話題になることが多いです。(説明文ではこの限りではありません。)

入試問題を使って

では、文章構成に関わる入試問題を見てみましょう。

2016年比叡山中より

この文章の構成を示した図として当てはまるものを次から一つ選び、記号で答えなさい。

→文章構成の理解をそのまま問題にしています。先述したように、各段落の話題をつかみましょう。
2段落で「花火が色を変える理由」と「どこからでも丸く見える理由」が話題になっています。3段落以降は、この話題についての説明があると考えられます。
3段落の初めに「まず」とあるので、一つ目の話題についての説明があるとわかります。
8段落の初めに「次に」とあるので、二つ目の話題の説明が始まると考えられます。
そして、これらの花火を可能にするのは、優れた手仕事によると13段落でまとめられます。
答えは、イとなりますね。

このような問題は、他にもたくさんあります。

2017年追手門学院中より

本文を2つにわけると、後半はどこから始まりますか。

2016年追手門学院大手前中より

本文を前後二つに大きく分けた場合、後半の最初はどこからですか。

2016年須磨学園中より

ー線部⑥「そもそも」から始まる段落の働きとして最も適切なものを次の中から一つ選び、番号で答えなさい。

2017年東大寺学園より

関西最難関である東大寺学園からも、2017年に文章構成の出題がありました。東大寺学園はよく出題しますね。

本文を内容の面から二つのまとまりに分けるとすると、どこで分けられますか。後半の始まりの五字を、ぬき出して書きなさい。
まずは、初めの段落の話題をつかみましょう。
それさえわかれば、あとは話題に変化があった部分に注意すれば良いのです。

文章は「そもそもなぜ、情報を扱う必要があるのでしょうか。」と始まっています。筆者は、情報を扱うことの意味を問いたいわけですね。
食べることに例えた段落や、本を読んだ時の筆者の体験の部分では分けることができません。なぜなら、それは具体的な説明の部分ですから、基本的には話題とイコールの内容です。
具体的が終わったところに注目すると、話題である「情報」が登場します。
「教養は最強の情報になります。」とあり、筆者は読者に「教養を身に付けてほしいのだ」ということがわかりました。この辺りに切れ目がありそうです。
しかし、読者の立場からすると、「なぜ教養を身に付ける必要がある?」という疑問が残ります。
当然、「教養を身につけることでプラスの面があるから」ですね。
これを念頭に置いて文章を追うと、「教養をアウトプットするのが、単に楽しいから」という内容が見つかりました。あとは、この「楽しいから」を引き出した具体例がどこから始まっているかをつかめば、文章の切れ目がわかります。

最後にもう一問、応用編を。

2017年関西創価中より

この文章には次の一文が省略されています。この文が入る直後の五字を答えなさい。
【でも、みんなで仲良くしようとすると、必ず反対する人が出てきます。】
→文章構成がつかめていないと、対応しにくい問題です。時間ばかりを空費してしまうので、国語が苦手な子には「手を出すな!」ということすらあります。
まずは、ざっくりと文章構成をつかんでおきましょう。
①いのちとは何?

②大人はいのちよりも「もの」を大切にしがち

③「何かを持つ人生」よりも「何かになる人生」の方が豊かだ

④なぜなら、「持つ人生」は争いを生むが、「なる人生」は尊敬を集めるからだ

⑤尊敬を集めて人間関係が良くなるのは、理想に過ぎないという声がある

⑥動物と同じでは情けないので、人間は変わっていくべきだ

このように構成がわかっていると、⑤で反論を用意しておいて⑥でそれに対して自分の意見を述べていることがわかります。入れるべき文の内容が「でも」という逆接からはじまることや、「仲良くしようとすると、必ず反対する人が出てきます」という内容から、⑤と⑥の間に答えがあるとわかります。

おわりに

いかがでしょうか?
このように、文章構成を直接問題にしているものもあれば、文章構成の理解を下敷きにして答えを探させる問題もあるのです。
「話題をつかみながら読む」
「話題が変わったところをつかみながら読む」

以上2点を実践して、素早く正確に解ける状態を目指しましょう!

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お助け中学入試国語 ゆり

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