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詩の細部読解part1「表現技法」

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こんにちは!
お助け中学入試国語 ゆりです。

表現技法をつかもう!

本日から、詩の細部読解を始めます。
詩の読解の基本については、以前の記事を参考にしていただければと思います。
www.otasukekokugo.com

さて、今回は「表現技法」についてお話ししたいと思います。

「詩の読み取りができた」状態とは?

表現技法に触れる前に、そもそも「詩の読解のゴール」はどこにあるのかをお話ししなければなりません。
まずは、次の二点が読み取れているかを確認しましょう。
①省略された描写を想像できているか
→詩は、ぎりぎりまで文章を削り、必要最小限の情報だけを残しています。
残された部分のつながりから、論理的に状況を推測していきましょう。

②主題がつかめたか
→主題とは、その作品を通じて作者が最も伝えたいメッセージのことです。

詩の作者は、少ない文字数の中で世界を表現しようとします。
文字数を使って言いたいことが表現できないとなると、どうすれば読者に省略した状況や主題を伝えられるのでしょうか?

表現技法をつかめば詩がわかる!

そこで活躍するのが、「表現技法」なのです。
「修辞法」とも呼ばれるこの方法は、ある部分を際立たせたり、飾り立てたりする方法です。
作者は、特に読者に伝えたいと思ったり、そのままでは見過ごされてしまう可能性が高い部分に表現技法を使うことで、読者の注意を引こうとするのです。
逆に言えば、表現技法が使われている場所を発見すれば、そこは作者が読者に伝えたいと考えている場所であると言えますね。
つまり、表現技法を知って、それを見つけることは、省略された状況や主題をつかむ、大きな手がかりになるのです!

それでは、具体的にどのような表現技法があるのかを見ていきましょう。

比喩

いわゆる「たとえ」のことです。
あるAという内容を、Aとは違うが共通点のあるBを使って表現する方法です。
「母はまるで鬼のようだ」のような形です。
「母は怒っている」だと、どの程度の怒りかはわかりませんが、「鬼」と言われると、かなりのものだということがわかりますね。
中学入試で問われる比喩には、三種類があることも知っておきましょう。
「明喩・直喩」
→「まるで〜ようだ」といった表現を用いて比喩を作る方法。
例:母はまるで鬼のようだ。
「暗喩・隠喩」
→「まるで〜ようだ」といった表現を用いずに比喩を作る方法。
例:母は鬼だ。
「擬人法」
→人でないものを人のように表現する方法。
例:蝶が踊っている。

擬音語

実際に聞こえる音を、文字で表したもの。
例:バタバタ・トントン・ザーザー・ワンワンなど

擬態語

音としては聞こえないが、様子を音が鳴っているように例えて表現するもの。
例:キラキラ・ツルツル・ゆらゆら・ひらひらなど

体言止め

行の終わりを「体言」にするもの。体言とは名詞のことを指す。
例:あたたかな夕日。

倒置法

文中の語や文節を、通常とは逆の順序で置くもの。
例:ついに来た、彼らが。

省略法

本来あるべき文の続きを無くし、余韻を残すもの。
例:彼は、そして、やがて…。

反復法(繰り返し)

同じ内容を繰り返すもの。
例:いちめんのなのはな/いちめんのなのはな/いちめんのなのはな…

呼びかけ

読者や対象物に対して声をかけるように表現するもの。密接な関係を表現する。
例:おうい雲よ、どこへ…

対句法

同じようなリズムで、対になる内容を述べるもの。
例:青い空、白い雲。

まずは、以上の表現技法の使われている場所を見抜きましょう。
それが、そのまま入試問題になる学校もあります。

入試問題を使って

それでは、具体的な入試問題をご紹介いたします。

2016年芦屋学園中

この詩に使われている表現の工夫を次から二つ選び、記号で答えなさい。
→一行目に「少女とあります。これが「呼びかけ」を使用していると言えますね。
さらに、「あかるい青春ので終わる行があることから、名詞止め(体言止め)を使用していると考えられます。

2014年聖心学園中

ー線①「かけらにも/することがあるなんて」の部分で使われている表現技法を次から一つ選び、記号で答えなさい。
→「することがあるなんて」で行が終わり、すぐ後には「そういえば」と別の話題になっていることから、続くべき内容の省略があると考えられます。

以上のように、直接表現技法を答えさせる問題もあります。
また、次のように、表現技法が使用されている「おおげさな部分」をとらえることで、問題が解ける場合も多いです。

2015年四條畷学園中

この詩にこめられている作者の気持ちを、次から選んで記号で答えなさい。
→まずは、使用されている表現技法に注目しましょう。
すると、3行目で「忘れられている/さくら」とあり、体言止めが使用されているとわかります。
さらに、最後の行で「樹は知っている」とあり、擬人法が使用されているとわかります。
あとは、「忘れられている」あいだに樹が何を「知ってる」のかを考えれば、この表現技法に込めた作者の気持ちがわかるのです。
それは、「誰にもかえりみられないときに、どのように過ごすかが大事だと思う気持ち。」ですね。

おわりに

いかがでしょうか?
詩の読解の基本は…
「表現技法をつかむこと!」
「表現技法に込められた作者の気持ちをつかむこと!」

以上二点を大切にして詩に向き合ってみてくださいね!


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皆様とお子様が、笑顔で中学入試を迎えられますように。

お助け中学入試国語 ゆり

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