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抜き出し問題part1「抜き出し問題には関わるな!」ー塾で教える解法、全部見せますー

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こんにちは!
お助け中学入試国語 ゆりです。

抜き出し問題とは一定の距離を置こう

前回までは、選択肢問題がどのように作られ、どのように対策すれば良いかについてお話ししてきました。
今回からは、抜き出し問題についてお話ししていきたいと思います。

いきなりですが…
抜き出し問題には関わらない方がいい場合がある!

始まっていきなり何を言うのかと思われたかもしれません。
せっかくの得点のチャンスを、みすみす逃すのか?と思われることでしょう。
確かに、問題を目の前にして撤退するのは勇気のいることです。

しかし、入試直前期や、抜き出し問題の多い学校の入試問題解説のときには必ず話をすることなのです。
なぜ抜き出しには関わらない方がいい場合があるのか?
今回は、抜き出し問題の性質に触れつつ、そこのところをお話ししたいと思います。

抜き出し問題の作り方

次の問題を見て下さい。

「彼は、どんな人にでも分け隔てなく接し、思いやりがある人だ。だから、皆に好かれている。」

問「皆に好かれている」とあるが、なぜか。その理由を20字程度で「から」に続くように抜き出しなさい。
→「皆に好かれている」の直前に「だから」とあるので、その前が理由になると考えられる。これで、材料のある場所がわかった
さらに、「好かれている」理由を探すのだから、プラスのことが答えになるはずだ。これで、材料の大まかな内容がわかる
以上2点を踏まえて、条件に合うように答えを探すと「どんな人にでも分け隔てなく接し、思いやりがある(から)」となる。

このように、答えが「どこにあるか」「どんな内容か」の予測を、受験生が立てることで答えにたどり着いたかを判定するための問題が、抜き出し問題なのです。

抜き出し形式の問題点

しかし、上記の問題であれば、それほど厳密に考えなくても、皆さんは答えがわかったのではないですか?
抜き出し問題は、与えられた傍線部と答えが近過ぎると、あまり考えなくても答えがわかってしまうため、受験生の能力を正しく測ることができません。
ですから、答えの場所は「適度に傍線部から離れている」必要があります。

しかも、その内容が、「抜き出した部分だけを読んだときに、文法的に正しく、そこだけで文意が通っている」必要もあります。
「私は嬉しく感じた(から)」のような部分を答えにすることはできないということです。

文章の中に、偶然上記のような条件を満たした部分があったとき、はじめて抜き出し問題は成立します。

しかし、作問者は、抜き出し問題の答えにしやすそうな部分があると、多少解答に至る論理に飛躍があっても、ついそこを使いたくなってしまうのです。
なぜなら、何百枚の答案を一日で採点し、間違いがないようにチェックした上で、合否を出さなければならない中学入試では、採点の利便性が重要視されるので、1文字でも間違っていると不正解にできる抜き出し問題は効率が良いからです。

というわけで、利便性を重視して抜き出し問題を無理に作った結果生まれるのが、「なんとなく答えの内容はわかるけれど、その答えのあるはずの場所に答えがない」問題なのです。

このような問題に出会ってしまうと…
・あるはずの場所に答えがないため、焦ってしまう
・とりあえず闇雲に答えを探すため、時間を空費してしまう
・時間を空費した割に、答えが見つからない
・他の問題に使う時間が無くなる
・得点できるはずの問題に手をつけられなくなる

という、負の連鎖が起こるのです。

もちろん、きちんと論理を組み立てることで、ずばりと正解の場所がわかるような、素晴らしい抜き出し問題も存在します。
しかし、その裏で、先ほど述べたような悪問が存在することも事実です。
ですから、得点力をつける六年生後半の指導では、「抜き出しは、よっぽどしっかり目処がついた場合以外は手を出さずに後回しにしよう!」と言うわけです。

おわりに

「抜き出し問題には関わるな!」という、びっくりするような題名の回でしたが、意図はおわかりいただけたでしょうか?
「抜き出し問題は、探すのに無理がある場合があるので、少し考えてわからなければ後回しにしよう!」
ということなのですね。

しかし、もうすこし先の指導では、逆に抜き出し問題にだけ手をつけろ!という話もするのです。
その話はまたいずれ。上着が必要になるくらいの時期にお話ししたいと思います。
お楽しみに!

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皆様とお子様が、笑顔で中学入試を迎えられますように。

お助け中学入試国語 ゆり

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