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抜き出し問題part3「抜き出し問題の裏技」ー塾で教える解法、全部見せますー

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こんにちは!
お助け中学入試国語 ゆりです。

抜き出し問題の裏技とは…

これまでは、抜き出し問題は、きちんとした手順で考え続ければ正解できる問題と、きちんとした手順で考えても、無理矢理問題が作られたために、答えにたどり着きにくい問題とに分かれるというお話をしました。
また、抜き出し問題において「きちんとした手順」とはどのようなものかについてお話してきました。

今回は、抜き出し問題の正解率を少しだけ・でも確実に上げてくれる裏技をご紹介したいと思います!

内容を対応させよ!

以前、読解問題には大きく分けてふた通りがあるということをお話しいたしました。
一つは、理由説明の問題。「なぜですか?」と問われるパターンです。
もう一つは、言い換え説明の問題。「どういうことですか?」と問われるパターンです。

この言い換え説明の抜き出し問題には「言い換え前と後の内容が対応しなければならない」というルールがあるということを知っておきましょう。

2016年 京都産業大附中より

問十一 「複眼でものを見る力」とは、どのような力ですか。本文中から二十五字以内でぬき出し、はじめと終わりの五字ずつを答えなさい。
→問題で与えられた言い換え前の表現を、いくつかに細分化しましょう。
すると、「複眼で/ものを見る/力」と分けられます。
抜き出すべき答えの中には、これらの内容と対応するものが絶対に入っているはずです。
「複眼」的な内容・「ものを見る」的な内容・「力」的な内容の入った二十五字以内という条件に当てはまる部分…ということで探していくと、次のような場所が見つかりました。
「他の人の考え方や価値観で、物事をとらえなおす能力」とあり、これが正解です。
「複眼」→「他の人の考え方や価値観で」
「ものを見る」→「物事をとらえなおす」
「力」→「能力」

以上のように、言い換え前と後を対応させることができます。
このテクニックをもとに考えると、見つけた部分がたとえ字数に合っていても、対応する部品が入っていなければ、他にもっとふさわしい部分があるということになるのです。

文字数の感覚を身に付けよ!

皆さんは、お子様が受験されるテストや入試問題の1行が、何文字で作られているかをご存知ですか?
たとえば…
・灘中→約65字
・甲陽中→約35字
・洛南中→約40字
・東大寺中→約60字
・四天王寺中→約45字
のように、1行がだいたい何文字くらいで構成されているかを知っておけば、「20字以内で抜き出せ」と言われた時、どのくらいの分量の部分を探せば良いかが感覚的にわかりやすいのです
ですから、第一志望の学校は、通常「赤本」と呼ばれる、英俊社より出版されている過去問集のほかに、教英出版から出版されている、実物と同じプリントの過去問集を使用して、行数・字数の感覚をつかんでおくとよいでしょう。


ここで、注意しておくべきことがあります。
次の図をご覧下さい。
f:id:masa2001to2002:20170823025925j:plain

Aのような場合であれば問題はないのですが、Bのように複数の行に答えの部分がまたがっていたり、Cのようにページをまたいでいたりする場合は、一目で答えを見つけにくいため、抜き出しが困難になります。
このように、答えが行をまたいでいる可能性も頭に置いておきましょう

さらに、抜き出し問題の字数条件には、次の三種類があることを知っておきましょう。
①「〜字ちょうどで抜き出せ」
②「〜字以内で抜き出せ」
③「〜字程度で抜き出せ」

①のように、文字数がぴったり指定された場合は問題ないのですが、②や③のように幅がある場合は、その許容範囲を知っておかなければなりません。

②の場合は、指示された字数マイナス4字までが許容範囲となります
例えば、「30字以内で抜き出せ」という条件であれば、26字までが許容範囲ということです。25字の部分を抜き出させる場合は、「25字以内」という条件にするのが普通なのです。

③の場合は、±3字までが許容範囲です。ごくまれに、±4字の問題がありますが、例外的です。
例えば、「10字程度で抜き出せ」という問題であれば、7字〜13字が許容範囲ということになります。

入試問題を例にとって

・2017年同志社香里中より
問五 -線⑥「これ」はどのようなことを指していますか。これより前の文中から二十字以内で抜き出しなさい。
答 日本の農山村から人がいなくなったこと(18字)

2016年近大附属和歌山中より
問九 本文全体を通して、筆者は「絵本」をどういうものであると考えていますか。解答欄に合うように、本文から十五字以内で抜き出して答えなさい。
答 (絵本とは、)美しい形と、美しいひびき(をそなえたものである)(12字)

2016年育英西中より
(4)-線③「やっぱり、人間が原因をつくっていたのである」とあるが、その原因の説明となる部分を本文中から五十字程度でぬき出し、解答欄に合うようにその最初と最後の五字を答えなさい。
答 戦後のエネルギー革命で、薪や炭に利用価値がなくなると、里山林は一斉に放棄され、巨木化が始まってしまった(から)(51字)

このように、どの解答も許容範囲内の字数に収まっていることがわかります。

文末に注目せよ!

先ほども述べたように、読解問題の種類は、「理由説明」と「言い換え説明」の二種類に大別されます。
抜き出し問題も例外ではありません。
どちらの種類であっても、「『〜だから』に続くように答えなさい」といったパターンの出題でない限りは、答えの文末には規則性があります。
前もって、その規則性を知っておけば、答えが見つかる可能性が飛躍的に高まります。
①理由説明の場合
「なぜですか?」と聞かれているため、抜き出すべき場所は「〜から」「〜ため」「〜ので」や、あまりないですが「〜理由」となります。
このような場合は、「〜から」みたいな所はないか!となめるように探していくことで答えにたどり着ける場合があります。

②言い換え説明の場合
→「どういうことですか?」と問われているため、抜き出すべき場所は「〜こと」になると考えられます。
他にも、「どういう人ですか?」という問題であれば「〜人」で、「どういう性格ですか?」という問題であれば「〜性格」や、性格の言葉を名詞化した「〜というやさしさ」のような言葉で終わるはずなのです。

入試問題を例にとって

2016年常翔啓光学園中より
問1 -線部①「かたづけをしたくなる特効薬」とあるが、これと同じ意味を表す部分を、解答らんに合うように文中から十七字で抜き出しなさい。
答 少しでもよく見られたいという気持ち
→「特効薬」という名詞で終わっている部分を言い換えるため、答えも名詞となる。

2016年ノートルダム女学院中より
問四「『わたし』が万引きをして、『おばあさん』に呼び止められるまで、どのような気持ちでいたのか。文中から十五字以上二十字以内のことばをぬき出して答えなさい。
答 世界から外れてしまったようなおそろしさ
→「どのような気持ち」かを抜き出す問題なので、答えの文末も「~気持ち」もしくは気持ちを表す言葉を名詞化したものになる。今回は「おそろしさ」である。

おわりに

いかがでしょうか?
今回述べた内容は、国語が得意な子であれば、経験的に身につけているものばかりです。
ですが、本当は、国語が苦手な子にこそ知ってほしいことなのです。
苦手な子には、どんなとっかかりでもいいですから、問題を解けた喜びを味わって欲しいと思います。
・言い換え前後の対応!
・字数のきまり!
・文末を合わせる!

このようなテクニックをもとに、ぜひ一問でも多く正解を積み重ねて下さい!

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皆様とお子様が、笑顔で中学入試を迎えられますように。

お助け中学入試国語 ゆり

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